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 釧路ラーメンとは、細く縮れた麺にあっさり味のスープが基本です。そして見た目もシンプルで何度食べても飽きの来ないのが魅力。それが釧路ラーメンです。基本は、やはりしょう油味ですが、塩ラーメンも案外人気があります。

 元々スープはかつおだしが中心でしたが、現在では、かつおの他、煮干しや昆布、鶏ガラや野菜、豚骨など各店工夫をこらし、様々なラーメンを提供しています。釧路市内・近郊にはラーメン店が100店以上、製麺会社は7社と人口規模から見てもラーメン文化が浸透している地域です。ラーメンは人それぞれ好みが違います。是非とも様々な釧路の味を堪能してみて下さい。

 釧路ラーメンの最大の特徴は、日本中探しても、まず見つける事の出来ないと言われる『細ちぢれ麺』であることです。細麺になった理由は様々な説があり、そもそも「支那そば」は細麺で、その流れを汲んでいるから細麺であると言う説や、北洋漁業全盛期、せっかちな漁師さん達に早くラーメンを提供するために、麺をゆであげる時間を出来るだけ短くするように細麺になったと言う説がありました。

 しかし一番多く聞くのが、当時スープはかつおだしで味は素朴であったため、それに合うのは細麺だからと言う意見でした。そして、さらにその麺を縮れさせることで、より多くのスープと絡ませて、おいしくラーメンを食べる事が出来たのです。

また、釧路の麺は、添加物、防腐剤などが一切入っていないため腐敗も早いので、その扱いが難しく、また過水率も高いので、柔らかくなおかつコシもあり、まさに釧路でしか作れない、釧路の風土にあった麺であり、スープであり、釧路ならではのラーメンといえるでしょう。

 釧路ラーメンの歴史は以外と古い。戦前、ラーメンを「支那そば」と呼んでいたそうです。中国風に仕立てた細麺の麺料理で、小麦粉に鶏卵、塩、かん水を入れてよく練り蕎麦にしたものでした。そもそも釧路ラーメンは、この「支那そば」の流れを汲んでいると言われています。

 「支那そば」は大正時代、釧路にあった中華料理店に、横浜から来た料理人が持ち込んだものであり、当時の味は豚骨こってり味だったそうです。この「支那そば」を釧路の風土に合うように味を改良し、昭和初期にかけて屋台でラーメンを作ったのが、釧路ラーメンの原点と言われています。その頃、銀水(小玉)、入長(伊東)、ばってんなど屋号の知れた屋台があったそうです。

 その後、戦争により釧路も大きな被害を受けましたが、昭和26~27年頃から屋台も復活し、屋台ラーメンの組合が出来るまで数が増えました。北洋漁業全盛期には、漁船が港に入ると屋台がずらりと岸壁に並び、漁師達にラーメンを売り、その風景はまさに釧路の風物詩となりました。

 戦後当時、ラーメンは一杯50円程度、麺は、重槽麺・細麺で一玉ずつ丸めて一晩寝かして翌日に使っていました。一晩おくことにより、麺はちりちりになったそうです。スープは、かつおだしで味は素朴でした。タレは、豚チャーシューを味付けして煮込んだしょう油たれを使っていたそうです。具は、豚チャーシュー、シナチク、なると、のりが入っていました。昭和40年代になると、インスタントラーメンの普及や高度経済成長の流れの中で、末広町などに、新たに店舗を構えて営業を始めたりする店が多くなり、屋台ラーメンは、だんだん少なくなって来たそうです。現在では、ほんの数店の屋台しか残っておりませんが、今でも、昔ながらの味とその歴史を守りながら営業を続けております。

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